事業案内

平取町地域活性化協議会では、「歴史文化とアイヌ工芸の里“びらとり”雇用創造プロジェクト」の中で、平成27年7月から平成30年3月までの期間の期間、さまざまなメニューを予定しています。
まず、事業主のみなさまを対象とする「雇用拡大メニュー」と、地域求職者のみなさまを対象とする「人材育成メニュー」の2つのメニューごとに、さまざまな講習会・セミナーを予定しております。この2つのメニューにつきましてはこちらのサイトで随時ご案内いたします。
このほか、このウェブサイトでの情報発信や就職面接会の開催を行う「雇用促進メニュー」と、協議会の実践支援員が主体となって新商品の開発を行ったり、着地型観光システムを開発する「雇用創出実践メニュー」も行ってまいります。

以下では、それぞれの内容についてご案内いたします。

事業主のみなさまが対象-雇用拡大メニュー

(1)工芸・物販・観光産業新規参入セミナー

工芸品製造・特産品販売・観光など新分野への進出や多角経営をめざす経営者・等を対象として、異業種参入・経営多角化と販売促進に関する研修を実施し、雇用の受け皿づくりを推進します。
予定しているセミナーは、① 特産品マーケティング・販売戦略セミナーと、②観光ビジネス戦略セミナーです。

 <想定される受講者>
① 製造販売事業主・飲食店事業主および創業予定者など
② 観光業・建設業・観光農園等経営者および創業予定者など

(2)地域資源活用新商品開発セミナー

観光など新分野への進出や多角経営化をめざす製造販売事業主・飲食店事業主・建設業主・その従業員、観光農園等の創業予定者(企業経営者等)を対象に、本事業実践メニューで開発された新商品や観光プログラムを紹介・提供するセミナーを開催します。

 <想定される受講者>
地域内の観光など新分野への進出や多角経営化をめざす製造販売事業主・飲食店事業主・建設業主・その従業員、観光農園等の創業予定者(企業経営者等)等

地域求職者のみなさまが対象-人材育成メニュー

(1) 工芸制作技術習得講習

アイヌ伝統工芸の歴史と技術継承を基盤として、伝統的工芸品産業の育成・振興に必要な技術の蓄積、商品構成の多様化や新たな商品開発に向けた人材育成のための講習を行い、地域求職者の就業や創業を目的として実施します。
① 木彫制作加工技術習得講習
② 刺繍・染色・織物加工技術習得講習
③ 木工制作加工技術習得講習

 <想定される就職先>
地域内の工芸・林産・観光関連事業者等

(2) 地域資源活用新商品開発講習

平取町で生産されるトマトをはじめとする野菜類(きゅうり、かぼちゃ、人参、ホウレン草、山芋など)や古くから食文化に取り入れられてきたキノコ、エゾシカの食材などの加工・調理品を、平取町を訪れる観光客の土産品として、あるいは地域の飲食・宿泊施設で提供できるような特産品開発に携わる人材を育成する講習を、飲食・食品加工・宿泊・物販施設等への就業や創業を目的として実施します。
① 農林畜産品等加工品開発講習
② スイーツ・菓子類等開発講習
 
<想定される就職先>
地域内の食品加工・飲食・物販・観光関連事業者等

(3)接客・地域ガイド講習

平取町は、アイヌ文化が古くから栄え、町内各地に伝承地があり、さまざまな形で現代に継承されています。また、幌尻岳を頂点とする豊かな自然や文化的景観があることから、現在、平取町には修学旅行生をはじめとしてアイヌ文化の学習を目的とした関心層や幌尻岳の登山者、トレッキングなどの愛好者などが訪れていますが、それらの人々に地域の歴史、とりわけ正しく認識されていないことが多いアイヌの人々の文化や自然との接し方について、正確にわかりやすく解説したり、「おもてなし」を提供できる、基本的なマナーを身につけたガイドとしての人材が不足しているのが実情です。歴史文化や自然について、ガイドできる知識と技術習得の場が必要となっています。
また、高齢化が進む中で、高齢者さらには障がいを持った人々が旅行に楽しむマーケットの拡大が予想されており、平取町内でも町民が開設したバリアフリー対応の民宿は、車いす利用者などから好評を得て徐々に利用者が増えつつあります。しかしながら、町内の公共・民間施設とも未だバリアフリー対応の施設が少ないことや、それらの人々に対する知識や技術を持つ人が不足しているのも実情で、高齢者や障がいを持った方々の受け入れ態勢の整備を早急に進めていく必要があります。
さらに、平取町にも、台湾・タイなどのアジア圏から観光客やアイヌ文化に関心を持つ欧米からの来訪者が徐々に増えつつありますが、今後、北海道新幹線の開業や白老町における民族共生の象徴となる空間整備、国立のアイヌ民族博物館の新設、東京オリンピックの開催に向けて増大が期待される外国人観光客への対応も必要となっていますが、外国語を話すことができる人材が不足していることから、外国人来訪者や高齢者・障がいを持った人々が観光に訪れた際に接遇できる人材の育成にも力を入れていく必要があり、観光・宿泊施設等での就業やガイドとしての創業を目的とした講習を行います。
① 接客・インバウンド対応講習
② 地域ガイド講習

<想定される就職先>
地域内の飲食・宿泊・物販・観光関連事業者等

(4)IT・情報発信技術習得講習

平取町の文化・観光施設や各種事業の取り組みなどについて、従来は、平取町役場などの公的団体が中心になって情報発信を行い、近年は個人のSNSを用いた情報発信を徐々に拡大しつつありますが、民間企業をはじめとして未だ情報発信力が弱いと言われているのが実情です。また、近年は、販売施設や現地を訪れて商品を購入するよりもインターネットを用いて商品や各地の特産品を購入する消費者が飛躍的に増えていると言われていますが、平取町ではインターネットを用いた商品PRや販売方法に対応できる人材が不足しているのが実情です。したがって、それらのIT技術を活用し、地域の企業・事業者に応用できる人材の育成に力を入れてく必要があります。それらのことから、町内外に情報発信するとともに、それぞれの事業活動に必要なパソコン・インターネット等のIT関連技術を習得するために、観光関連産業における就業や創業を目的とした講習を実施します。

<想定される就職先>
地域内の観光関連・飲食・宿泊・物販事業者等

協議会がおこなう就職促進メニュー

(1)ホームページの開設・運営

実践型地域雇用創造事業で実施予定の各種事業等の周知のため、ホームページの開設・管理を行い、魅力ある本地域の地域資源の情報発信を通じて、U・I・Jターン就職を喚起し、地域における雇用促進を図ります。

(2)就職面接会の開催

各種関係機関と協力して、本事業を利用した事業者、求職者を対象として、就職面接会を実施することにより、求人・求職のマッチングを通じた就業機会の拡大と充実を行い、雇用拡大を図ります。

協議会がおこなう雇用創出実践メニュー

(1)地域資源活用新商品開発事業

沙流川流域に継承されるアイヌ伝統工芸を頂点とした、すそ野の広い伝統的工芸品産業を形成し、商品構成を多様化する一環として、現在のニーズに対応した工芸品の新商品開発を行います。
アイヌ伝統工芸は、経済産業大臣から指定された、二風谷イタ、二風谷アットゥシなどの伝統的工芸品のレベルに達するには、長年の技術的修練と経験を必要とすることから、雇用の広がりを生むことが比較的難しい分野であると思われます。そのため、平成24~26年度の平取町実践型地域雇用創造事業における雇用実践メニュー「伝統工芸のブラッシュアップ」での経験・成果をふまえて、本構想では、アイヌ文化をモチーフとして、一例として、加工素材に木材や植物繊維の自然素材ばかりでなく、新たな素材を用いた商品開発や、制作機器を取り入れることで省力化と量産化の工程を組み込んだ商品開発などに取り組み、セレクトショップ等を利用するような個人のライフスタイルに関心を持つ消費者層や新しい感性を持つ若年者層が気軽に購入できる商品の多様化、あるいは欧米人やアジア圏からの観光客にも受け入れられる商品構成を充実していくことで、新たな雇用を生み出せる産業形成を目指して取り組みます。
また、平取町で生産される農産物・畜産物や林産物を利用した地域ならではの土産品の提供をめざし、農林畜産加工品・調理品やスイーツなどの嗜好品の新商品開発を行います。
平取町は、年間40億円を超える販売高を誇る「びらとりトマト」の産地として北海道内では知られており、地産地消や通年雇用を目的として、平成24~26年度の平取町実践型地域雇用創造事業における雇用実践メニュー「農林産物の活用」において、地元のトマトを用いた加工食品の商品開発を行いましたが、本構想では、地域の看板とも言えるトマトに加えて生産量が伸びつつある寒締めホウレン草を用いて、ピザなどの加工商品の多様化に加えて、地元で生産される卵を用いた菓子類・スイーツの商品化など、観光客の土産物や地元で利用される商品開発により、新たな雇用を生み出せる食品製造と販売の商業振興を目指して取り組みます。

(2)着地型観光システムの開発事業

工芸品制作、キノコの収穫体験、寒締めほうれん草の収穫体験のような農作業、伝承地巡りや自然散策などの体験を取り入れた観光プログラムの紹介、多様な地域資源を取り入れた観光ツアーの提供、地域ガイドによる案内サービスなどを運営するシステムの開発を行います。