平取町のご案内

平取町について

平取町は北海道日高振興局管内西端に位置し、面積743.16km2で東西52.8km南北41.1kmとやや三角形に似た地形のまちです。
町を貫流する沙流川の清らかな流れが育んだ、豊かで雄大な自然のもと、この地に先住し自然を敬い共生してきたアイヌの人々の生活文化や、先人達が共に築いた歴史・文化を守り育てながら、農林業を基幹産業として発展してきました。
当町の代表的な農産物のトマトは、「ニパの恋人」としてブランド化され地域の経済を支えています(産業の概要については「協議会概要」のページをご覧ください)。
また、平成25年3月には、当町の「二風谷イタ」と「二風谷アットゥ」は、経済産業省の「伝統的工芸品」として、北海道では初めての指定を受けています。

みどころ

沙流川
沙流川は日高山脈に源を発し、千呂露(ちろろ) 川などと合流、日高町(旧日高町)の市街地を通って平取町で額平(ぬかびら)川と合流し、平取町本町の市街地を通って日高町(旧門別町)にて太平洋にそそぐ、一級河川です。
イザベラバードの解説板
イギリスの女性旅行家であり紀行作家。明治時代の東北地方、北海道、関西を旅行し、その旅行記「日本奥地紀行」を書きました。当時鉄道もない道を函館~室蘭~白老~平取まで歩いて旅をしたと言われています。
義経神社
源義経を御神像にしています。全国で唯一「義経神社」と名付けられています。願望成就、戦勝、勤学に御加護がある神社。義経資料館も敷地内に併設されています。2月に初午祭、8月には例大祭が行われます。
義経神社とつながっている「義経公園」では、自然を思い切り堪能できます。町有林の中を散策でき、森林浴に最適です。
■場所:平取町本町
■お問合せ:TEL(01457)2-2432
にぶたに湖
二風谷ダムの完成で平成10年に誕生したダム湖。
■場所:平取町字二風谷
旧マンロー邸
英国人考古学・人類学者のニール・ゴードン・マンロー博士は、アイヌの生活風俗研究のために二風谷に移住し、研究のかたわら医者としての奉仕活動に生涯を捧げた人です。
昭和17年の永眠後、住宅兼病院であったここは記念館として保存され、現在は北海道大学へ寄贈され、北方文化の研究に活用されています。
二風谷アイヌ文化博物館
独特の外観が目を引く「二風谷アイヌ文化博物館」は、この地で育まれてきたアイヌ文化を後世にしっかりと伝えるとともに伝統をふまえた新しい創造の源となることをめざし、「アイヌ伝統文化の今日的継承」の理念、コンセプトを大切にしています。館内は3つのブースにわけられ、人間と神と自然(大地)が一体となって営まれるアイヌの暮らしと文化をそれぞれの側面から伝え、視覚・聴覚をフルに使って楽しめるよう工夫されています。
民具や祭事品などの展示資料のほか、文字がなく口承文化として伝えられるユカラ「英雄叙事詩」もビデオステージで実際に聞くことが出来ます。
■場所:平取町字二風谷55
■お問合せ:TEL(01457)2-2892/FAX(01457)2-2828
沙流川歴史館
チャシ跡の調査の様子や、町内の遺跡で発掘された遺物の展示から始まり、今と昔を再現したジオラマ、二風谷遺跡他の収蔵品展示。
沙流川の自然から人との関わりまで楽しく学べます。また展望台ギャラリーからは、二風谷の四季折々の景観が眺められます。
■場所:平取町字二風谷
■お問合せ:TEL(01457)2-4085/FAX(01457)2-4086
二風谷工芸館
永い年月をかけて培われてきた伝統の意匠(デザイン)と技巧(スキル)に、より深くふれ実体験したい方はぜひこの工芸館に。ご希望の方は、木彫や刺繍などの実習指導を受けることができます。グループでも、個人でも、お気軽にチャレンジしてみてください。企業組合に加入している地元の工芸家の方々の、ここでしか手に入らない、特色あるオリジナル工芸品・民芸品の展示販売もしています。
■場所:平取町字二風谷
■お問合せ:TEL(01457)2-3299
萱野茂 二風谷アイヌ資料館
萱野茂氏が館長として、40年にわたって収集したアイヌ民具をはじめ、世界の先住民族の民具や絵画など計千点以上を展示。
暮らしに息づく思想や信仰をも知ることができる大変興味深い資料館です
■お問合せ:TEL(01457)2-3215
チセ群
チセとはアイヌ語で家。ここには昔の集落(コタン)再現のためチセのほかにも数多くのものが建てられています。平成22年に新しいチセを建てるため棟上がありました。博物館、歴史館、資料館の周囲には昔のコタンを再現したチセが復元されています。また、丸木舟などもあり、アイヌの人々の生活を想像しながらご覧いただけるようになっています。

オプシヌプリ
オキクルミカムイの伝承地。にぶたに湖右岸の穴の開いた山。(opus-nupuri  穴をあける・山)二風谷のポンカンカン沢近くの国道沿い(駐車場視点場)から眺望できます。
びらとり温泉
平取町の銘石「幸太郎石」を豪快に配した岩風呂に身体のシンまで温まる透明でやわらかい泉質の温泉が好評。
館内には休憩所や食堂があり、町の特産びらとり和牛の料理が楽しめます。
ニ風谷ファミリーランド
野球場、テニスコート、ゲートボール場、パークゴルフ場、スケート場などのスポーツ施設や子どもたちに人気のバッテリーカーや冒険遊具のある広場、オートキャンプ場なども整備されて、ますます充実する二風谷ファミリーランド。遊歩道沿いに歩くと野鳥の森やマカウシの滝など自然も存分に楽しめます。
振内鉄道記念館
鉄道用具や振内駅構内の模型等、旧国鉄富内線の歴史を伝える資料を展示。
公園内にはD51蒸気機関車や客車が展示されており、簡易宿泊施設としても利用でき、北海道を旅するライダーたちに人気があります。
■場所:平取町振内町(振内郵便局となり)
■お問合せ:TEL(01457)3-3211/FAX(01457)3-3978
ニセウエコランド
ゆったりとしたスペースを確保し、マイカーやキャンピングカーで、 乗り入れることができるキャンプ場を中心に、アウトドアライフを満喫するための快適施設が整った「ニセウ・エコランド」。パークゴルフやフィッシングなどが楽しめるほか、野生ホタルの観賞も。

ニセウエコランド

芽生すずらん群生地
北海道の初夏を代表する花、すずらん。ここ平取町幌尻岳のふもとの芽生(めむ)の野性すずらん群生地は約15haと日本一の広さを誇っています。
多くの人が足を踏み入れることによって絶滅の危機に瀕したすずらんを保護管理し10年の歳月をかけ自然の状態に回復させました。
現在一般公開は毎年5月下旬~6月中旬の約1ヶ月で、見頃は6月の「すずらん観賞会」の期間。白樺の木立に囲まれた観賞用道路から眺める白く可憐な花は町花となっています。
幌尻岳
標高2,053m。アイヌ語で「大きい・山」を意味する「ポロ・シリ」。

平取町のホームページ

イベント

義経ゆきあかり
■開催時期:2月
■開催場所:ふれあい センタ-びらとり周辺(かつら通り)及び本町市街地商店街通り
初午祭
■開催時期:2月
■開催場所:義経神社
全道PKグランプリ
■開催時期:2月
■開催場所:平取町二風谷 ファミリーランド(平取町字二風谷94番地8)
シシリムカアイヌ文化祭
■開催時期:2月
■開催場所:平取町中央公民館
■内容:会員によるアイヌ語劇、アイヌ古式舞踊など。
すずらん観賞会
■開催時期:5月
■開催場所:平取町芽生すずらん群生地
幌尻まつり
■開催時期:8月
■開催場所:振内鉄道記念公園(平取町振内町151-49)
義経神社例大祭
■開催時期:8月
■開催場所:義経神社(平取町本町)
チプサンケ
アイヌの伝統の舟おろし祭りです。
■開催時期:8月
びらとり沙流川まつり
■開催時期:9月
■開催場所:平取町二風谷 ファミリーランド(平取町字二風谷94番地8)

伝統的工芸品

「二風谷イタ」「二風谷アットゥ」を「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」に定める伝統的工芸品として、北海道で初めて指定されました。
詳しくは伝統的工芸品の概要をご覧ください。

二風谷イタ
北海道沙流川流域に古くから伝わる木製の浅く平たい形状のお盆です。モレウノカ(うずまき・形を模したもの)などのアイヌ文様、ラムラムノカ(ウロコ・形を模したもの)と呼ばれるウロコ彫りが施されていることが特徴です。
二風谷アットゥ
北海道沙流川流域に古くから伝わるオヒョウ等の樹皮の内皮から作った糸を用い機織りされた反物です。水に強いことや通気性に優れていること、天然繊維としては類稀な強靱さと独特の風合いを持っていること等が特徴であり、着物や半纏、前掛け・帯や小物類等に使用されています

アイヌ文化の継承

1. チサンケ

(舟)サンケ(下ろす)という意味で、古来から伝わる技法により、新しく造られた舟に、新たな生命を与える入魂の儀式です。

川の神に舟を造ったことを報告し、山の神には舟材を授かったお礼を言います。それぞれの神に感謝を込め、カムイノミ(神への祈り)をします。沙流川の自然と共に生きてきた人々の伝統行事の一つです。
昭和45年に造られたチのチサンケを第1回として以来、今日まで次世代への文化伝承として続けられています。

現在では、毎年新しい舟を造ることはありませんが、博物館や資料館に展示してあるチと、和舟のチャラセ号を川に浮かべて、舟の安全を祈ると共に、当時の様子を再現して儀礼を伝えています。儀式はチセの中、外でのカムイノミが行われ、古式舞踊と続き、沙流川への会場を移し、進水の儀式の後に川遊びを楽しみます。

チセ内での儀式 カムイノミ 古式舞踊 遊び

2. ユカと語りの夕べ

平成23年度にアイヌ文化継承の取り組みのひとつとしてチセ(家)内で行われた「ユカと語りの夕べ」。毎回、語り手によってユカ(英雄叙事詩)やウパクマ(言い伝えや教え)が語られました。

3. 平取地域『イオル再生事業』

アイヌの伝統的生活空間、イオル(アイヌ語で「イオル」とは「狩場」の意味)の再生とは、森林や水辺などにおいてアイヌ文化の保存・継承・発展に必要な木本や草本などの自然素材が確保でき、その素材を使ってアイヌ文化の伝承活動などが行われるような空間を形成するものです。

平取地域は沙流川流域の豊かな自然の中で、多くのアイヌの人々が生活に密着した伝統文化活動を行なっています。こうした活動を支援をするため、広大なイオル空間を設定し自然素材の採取の場となるイオル型複層林の再生や、生活文化の中心にあったコタン(集落)の再生などを行い、即時利用が可能な自然素材を活用した活動を深める「活動型イオル」を目指しています。

● コタンの再現

平取町アイヌ文化情報センター前の 「コタンの再現」 場所では、平取地域イオル再生事業の拠点になるコタン (集落) を再現しています。ここではアイヌ伝統的家屋である 「チセ(家)」を中心に「プ(倉)」や「イユタ(バッタリ)」などがあり、伝承活動や学習の場として使用されています。また5月~10月末までチセを開放し伝承活動が見学できます。

イオルチセ群 チセでのユカ鑑賞 ユカと語りの夕べの様子

● イオルの森

アイヌ文化の伝承活動に有用な樹木や野草などを育て、必要に応じて素材をいつでも使用できる豊かな森づくりをしています。ここで育てられ、採取された自然素材がコタン(活動拠点)で利用され、アイヌ文化が継承されていくという循環システムを目指しています。

種拾い(自然観察会) 山菜採取体験 採取した山菜を調理する

● 苗木・雑穀栽培地

苗木育成エリアでは「イオルの森」へ植栽するため稚樹(オヒョウ、エンジュ、ドスナラなど)や野草(ギョウジャニンニク、ニリンソウなど)を育てています。
雑穀栽培エリアでは、伝承活動に必要なヒエ・アワ・キビなどの穀物類を栽培しています。ここで収穫された作物は、アイヌ文化の伝承活動を行っている各団体や町内の学級給食などへも提供しています。

オヒョウの植樹 収穫に使用するピパ(貝) 雑穀収穫体験

● 水辺空間

本町地区の「水辺空間」では水性植物であるガマや茅(ヨシ・オギ類)を育てています。そこで育てられた自然素材も伝承活動に活かされます。

収穫体験

アクセス